2010年2月8日月曜日

シールの打率

ギャグマンガ日和 第1話 「シール/シール2」より

ギャグマンガ日和は最高傑作といっても過言ではない

予算を削る雑なつくりを演出することでおきる笑いの雰囲気
テンポのよさ
的確な突っ込み

これはギャグマンガ日和のどのシリーズにも共通している

このギャグマンガ日和1の第1話について書けば

登場人物の
  • 人間コンピューター河本
  • 熊殺しの多田
  • 鎖使い渋川
  • 沖縄民謡の江崎
彼らの名前に意味はなく面白い

後半のシール2は、3個のチョコに入っていたシール全てがたけるくんでたけるくん率100%
それを伝説のバッターというくだりがいい
いききしてないホワイトドラゴンもいい
版権取ってないのとかもいい

生産する理由

逆境無頼カイジ Ultimate Survivor 第1話「出航」より

カイジには、まさに現代の社会がかいま見れる
それは、決して現実の底辺でもなく
その辺に転がってるものだ

毎日がパッとしないことはよくあることだ
それは場合によってはうつ病とよばれる

このカイジというアニメは、現代の戦争
明日自分にもおそいかかるかもしれない
これは実戦だ

少しアニメから離れた話をするが、なにもない日常は無気力をよぶ。生産すること、金を稼ぐこと、つまりは生きることそのものへの疑問につながる。
その疑問もはれないうちにやってくるのが、社会だ。決して自分の親ではない、むしろ逆の社会だ。
生産することへの疑問をいだいても社会は回ることを止まれない。
よっておいていかれるのだ

そんな現実にもよくあることがアニメの中で起こって、そんな人たちが借金をして、その借金をギャンブルで消そうという集まりが

希望の船「エスポワール」

フランス語で希望という意味だそうだ

カイジは最終話までみたがこれは面白い
絵は独特(手抜きなのか?)だけど

映像的には、実写を織り交ぜたものやCGを使ったものはアニメの臨場感をまし、いい演出になってる。

船出は突発的なほうがいい

父が息子を必要とするとき

新世紀エヴァンゲリオン 第1話「使徒、襲来」の碇シンジの台詞

碇シンジ「父さんは僕がいらないんじゃなかったの?」

碇ゲンドウ「必要だから呼んだまでだ」

なんだそれ

なめてんのか

まぁこれ以上は言わない

ストーリー的には最初から使徒(敵のこと)が襲ってきていて、国連軍があせっている反面、ネフル(組織名)のメンバーはやけに落ち着いてる。
それは、碇シンジがきたからかもしれないが、何か奥の深さを演出している。
僕は最終話までみたが、そのあとに第1話をみるとこの余裕も深読みすればわかる。

ちなみに初号機の動く確率は0.000000001%とリツコはいっているがそれでもその口調には余裕があるように思える。

演出的には先が気になる演出とストーリーはいいと思う。

演出だから仕方ないが、碇ゲンドウの父親としての態度は理由があるにしろ父親としてはくたばればいい。

ちなみに、国連軍が使った「N2地雷」とはエヴァンゲリオンの中の架空の地雷みたいだ。

あわれなほど真実を知らないプロレタリア

攻殻機動隊2ndGIG第二話「飽食の僕 NIGHT CRUISE」のラストで主人公の草薙素子がいった言葉

「あわれなほど真実を知らないプロレタリア」

プロレタリアとは

・賃金労働者階級
・古代ローマの貧困な下層民
・自らの労働力をブルジョアに売って生計を立てる者

つまり会社に雇われている日本人の大半をさす
雇われていること自体悪いことでは決してない

自らの労働力をブルジョアに売って生計を立てる者の
ブルジョアとは

・近代中産階級に属する人のこと
・生産手段を所有する資本家、または有産家
・広義ではお金持ちの事も指す
・対義語はプロレタリア

そう、対義語はプロレタリア

雇われる社員と、雇う側の経営者ということだ

この第二話での登場人物「ぎの」は物語の中でまさにプロレタリアだ

ストーリーの話をすると第四次非核大戦(これは近未来のアニメです)に兵士として参加した「ぎの」は戦争のため、体の義体化(サイボーグ化)や電脳化をし、体はほぼサイボーグ、おまけに股の下の大事なものも戦争中に失った(これは戦地での性病が原因)。

ぎのは不満だった

自分は失った犠牲者

しかし、それはぎのだけではない
よって注目されない、特別じゃないから
じゃぁ会長を暗殺しようと考える

誰でも頭の中では

むかつく上司を何十回も殴り殺している

ぎのの思想は特別なものではなかった
しかし特別でありたかった

しかし、特別な者も現れる

同じ仮面をかぶった大衆のような中で逸脱したやつとはいつもいるもんだ

ぎのは当てはまらなかった

作中にたまに現れるぎののテロ行為や強気な言動は妄想(いや、9課によるハッキングか?)
実際は大衆の中で叫べない一人だ
だいたいみんなそうだ

作中にぎのが金に困って募金をやめようと電話したが自動音声があやふやにして募金停止をはばんだところに
僕は募金や寄付とはときにやくざの取立てのようだと正直思った

あとぎのの言った本当の敵はマスコミだという言葉は考えさせられた。

映画製作のために

映画をつくるにはストーリーが大事だ!

映画製作のため、そのストーリーを考えるにあたり、いままでの名作アニメを参考にしない手はない。

とにかくあらゆるアニメを分析、研究し、その成果を参考にしてこれからどれぐらい先かわからないけど映画製作の糧にしていく。それがおそらく、近道だ。

先は長いががんばれ俺。

アニメにしても映画にしてもいいとこを見る目も大事だが悪いとこを探すのが意外とできない。
それができるようになれば、かなり目が肥えてるといっていい

観るものは感動するが、その感動は感覚としての抽象的とも言える状態で頭の中に残ることが多い。
しかし、観る側から作る側に変わる際、データとして文字で感動した場面などを具体的に忘れないうちに残しておく作業をしていこうと思う。